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2007-01-10

今年もよろしくお願いします。

あけましておめでとうございます。やっと年末年始のドタバタも終わり、去年から通っていた経営塾もようやく終了のメドが付き、年末年始のドタバタでおろそかになっていた日常業務も連日の鬼残業を経てようやく何とか片付きそうです。おはようございます、音信不通になっておりました皆様、大変申し訳ございません。もうね、耳から火が出るほど忙しかったのですよ。コレが直接儲けに繋がれば良いのですが、ははは・・・。

という訳でIricoはキャプテンが下で仰っているように、去年の始まりは大変な状況でしたが、秋口頃から徐々に波に乗ってる感じがしております。既に今年出演(Irico、ソロ、メンバーそれぞれのユニット活動含めて)のイベントも続々決定しておりますので、塾が終了したら落ち着く間もなくリハーサルですね。えぇ、頑張りますよ。

さて、今年のIricoは、音楽的に更なる成長を遂げたいと思います。具体的にはメンバーそれぞれの作曲を如何に具現化できるか、を課題にひとつひとつの曲をしっかりと仕上げてさらに仕上がった演奏に対してどこまでの展開を模索できるかです。

多少難しい話になってきましたが、今年はまず何と言っても私を含めメンバーそれぞれの技術的な成長を第一目標に「良い音」を出して行けたら良いと思っております。今年もIricoをどうぞよろしくお願い致します。

で、今日のオススメは鈴木正人さんの「Unfixed Music」と、大コルトレーンの「カルテット・プレイズ」です。

Unfixed_music 鈴木正人さんに関しては私よりも妻がもう大ファンで、リトル・クリーチャーズ・デビュー当時から作品を購入していたということですから、ここでヘタなことを書くと激しく罵られそうです(笑)。が、リトル・クリーチャーズのベーシストとして、UAをはじめ、様々なヴォーカリストのバックバンドやセッション等で長年サイドマンとして活躍してきた氏の、満を持してのデビュー・アルバムであるところの本作は、全編に漂う都会的なセンスが本当に素晴らしい。編成は基本的にベースを中心にしたシンプルなものですが、そこにUA、青柳拓次、青木タイセイ、外山明、高田漣といった日本を代表する実力派アーティスト達がゲストとして参加し、彩りを加えております。サウンドとしては一言で言えば「クールなニッティング・ファクトリー」でしょうか。知性と表裏一体になったプリミティヴさがクールなサウンドの中を浮遊する心地よいものです。あー、こういう「ジャズ的だけどどの音楽にも引っかかれる音」って憧れだなー。

Quartet_plays続いてはコルトレーン。このアルバムは私が「初めてアナログで買ったコルトレーン」でありまして、えぇ、大変に思い入れのある作品です。もう何百回も聴いて来てるのですが、昨日は某所で夕食を採っていたら、オシャレなレストランらしくコルトレーンの「バラード」が流れてたんですね。「セイ・イット」で始まって”曲として”大好きな「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」からたゆたう一連の流れ。「ホワッツ・ニュー」が流れて「あぁ、もうあと少しでアルバム終わりだな・・・」なんて思いながら食後の紅茶を飲んでると思惑通り「イージー・トゥ・リメンバー」から「ナンシー」でエンディング。コレももう何百回聴いてるアルバムなんですが、やっぱり良いですね。コルトレーンのバラード、ワンパターンだけど。フレーズ、甘くないけど。エンディングはおろか台詞まで覚えてるのに、飽きずに何度も見る名画を鑑賞し終わった後の安心感と似てます。で、問題はその後、「ナンシー」が終わってフワフワした気分に浸ってたらいきなり不穏な空気と共に「カルテット・プイレズ」の一曲目「チム・チム・チェリー」のイントロが!「まさか!」と思ったらそのまんまこのアルバムが流れました。「バラード」とはガラッと趣の異なる、あからさまにストイックで、せっぱ詰まった激情が鬱屈としたサウンドの中で煮立っている”いつもの大好きな”コルトレーン。まさかオシャレなレストランで、しかもよりによって「バラード」の後に・・・。しかし家で味わう高揚感(私の持つ高揚感はジトッとした、鬱性の果てにムクムクと立ち上がってくるものなのです。)とはまた異質な、突然背後から殴られたような新鮮なスリルを味わいました。

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コメント

お、イリコライブ決まってんの?
がんばろー!!

いつ頃すか?

よろしくね!来月だす。あ、別件で連絡もありますのでメールします。

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