ビバ!
ひょんなことからサウンズパルでサイケのLPを買っていただいた福岡のお客さんが、これまたひょんなことからはるばるコチラ(奄美)まで来てくださいました。私との個人的なふれあいについては、サウンズパル内の私のblog「日記の如く(改)」に書いてありますので、そちらをご覧ください。
さて、滞在4日目「いよいよ明日帰るよ」という日の5月12日、この日はたまたま我がIricoの練習だったので、「行きますか?」「行きましょう」と約束し、午後8時20分に、根拠地にしている「宇宙音種畑」に向けて出発!。
さすがにギャラリーがいると練習もいつも以上に真剣味を帯びてきます。後になって「いやぁ、今日は一番客少なくて一番盛り上がったライヴだったねぇ」などという冗談も飛び出してくるぐらいの、熱く楽しく演奏できました。我々の音を聴きながら「踊れる!」と言って踊ってもくださいました。
ありがとうございます。そうだ、我々はダンスミュージックを追及するぞ!あの~、アレだ。ステップ踏んだり、腰をくねらせたりとかそういうのも勿論アリだけど、「リズムに合わせずとも踊れるダンスミュージック」!コレを目指します。
それはそうと、実はこの方、福岡で「零式」というノイズバンドをなさっていて、音源もお土産でいただきました。「ノイズ」っていうと「凶暴で、曲長くて(たまにアホみたいに短いのとかもありますが)・・・」というのが一般的なイメージで私も接してきた部分が多少なりともあったのですが、いや、何と言えばいいのでしょう。私のつたないボキャブラリーを使って評するのを許していただければ、その音はひじょうにダイレクトかつ詩的。よくできた水彩画を見ているような、そんなサウンドでした。
「対バンとかできたらいいですね~」と言ったら「いや、ぜひ来てくださいよ」と、これまた嬉しいお言葉。行く行く行きます。普段は地元でしjか演奏していない我々の音が、どういった反応を巻き起こすのか起こさないのか、我々が音を出す空間に、同日異時刻に、果たしてどういった音が鳴らされるのか、そしてどういう出会いがそこで生じるのか・・・。想像しただけで心は飛びます。
あと、今回のこの出会いですごく考えさせられたことは「ジャンルレス」ということについてでした。ジャズもサイケもハードコアもブルースもファンクもラテンもレゲエも、本当に好きで聴きたいし、好きで演奏したい。自然にそういう曲ができて、レパートリーの中に自然に溶け込んで、「ああ、一筋縄ではいかねぇ音だな」と、自分達でもそう思いたいし、聴いてる人にもそう思って欲しい。「音楽にジャンルはない」。言うのはすごく簡単。テクニックがありゃやるのも多分簡単でしょう。でも「あ、何でもやってるんだね」と評価されるのが目的じゃなく、「結果として何でもやってた」って誇れるような音を出し続けていきたいと思います。グレイトな人や音盤からの刺激をガツガツ受けて、少しづつにこやかに成長できればいいなと。そういうことを今回すごく深い部分で再認識させられました。本当にありがとうございます!!
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