2005-06-11

おかえり!

_030 6/9、我がIrico久々の練習(2週間ぶり!)でした。2週間ぶりということもあって気合いも入ります。そして嬉しいことに、今日から長い離島生活から帰ってきたAsaken氏(ピアニカetc.)が復活合流!久々の演奏に緊張するAsaken氏をいじくり倒しながら和気藹々で非常に楽しいひとときを過ごしました。

_031 そしてもう一人、我がIricoのお友達、金井氏が録音機材(パソコン)を持って遊びに来てくれました。何曲か演奏したのをパッ、パッ、と録ってくれました。まぁ軽いデモ用音源というやつですが、結構綺麗に録れるみたいで出来上がりが楽しみです。演奏は何かパッとしなかったかな~?いや、私のテナーの音がね、何かショボいようで納得がいかなかったのですよ。なのでまた来週録ってくれるようにお願いしました。

2005-06-09

DJしますよ~

the_skipper_at_home 拙blog「日記の如く」でも告知しましたが、DJ、というか「JAZZのレコードをかける人」をやります。

明後日6/11(土)

名瀬市屋仁川のショットバー「JUNGLE BASE」にて

DJ KING氏(FUNK/DEEP HOUSE)と

高良俊礼(JAZZ)で

ガチンコでレコードをかけます。african_rhythms

pm9:00ぐらいからやってるいと思いますので、JAZZやFUNKなどのディープな音楽を聴いて

ウットリしたい方

悶々としたい方

ムラムラきたい方

心地よい憂鬱と激情の狭間に感情を踊らせたい方

下半身を強化したい方

知性を磨きたい方

或いは野性を覚えたい方はjazz_kitarubekimono

ぜひともお越しください。

イベントではありませんので、入場料その他はございませんが、ドリンク一杯はオーダーしましょう。

私の持ち時間は2時間(ヒー!)なので、ブルースからフリーに突き当たって70年代JAZZFUNK万歳な流れでジワジワとテンションを上げる構成で行きたいと思っております。

(リーダー)

2005-05-22

リーダーから見た現Iricoのメンバー評

Iricoがどんな人達か、ここでちょっとご紹介を・・・。私自身は私の紹介はできませんので悪しからず、多分誰かやってくれるでしょう。

【YUUKI】

リーダーの感覚的な発言を最も汲み取ってくれて、最終的なサウンドの舵取りを行える、多分世界で唯一の存在です。ドラムンベースとスケーター仕込みの、無駄のないクールなミニマル・ビートがイカスぜ!サイケからJAZZ、メタルまで何でも聴きます。落語と甘いものも大好きです。メンバーみんなのお父さんで艦長。

【SHOJI】

天然無垢、この人のキャラクターには本当に癒されます。ギターを持ったら他の事は一切脇目も振らずに黙々と弾きまくる職人さんです。好きなバンドはニルヴァーナ、尊敬するギタリストはカート・コバーン。ファンクな曲でのカッティングの鋭さと、タメの効いたソロで、最近株価急上昇中。みんなの人気モノ。好感度No.1タレント。

【ASAKENN】

寡黙で穏やかで、音に関してはいつも一番考え悩んでる人です。ピアニカやキーボードを操るので、フロント隊としていつもリーダーに引き回されてますが、コツを掴んだらピッタリとくっついて来れる凄い直感の持ち主です。サウンドキャラクターはメルヘンですな。お花畑のすぐ近くに底無し沼もあるメルヘン。一言で言えばファラオ・サンダース。

【KOUSEI】

現在ヘルプで頑張ってくれてます。ベースです。とにかくイケイケで根性がある人です。練習中は、この人がいるお陰で笑いが絶えません。サウンドはゴリゴリで、今の時点でリズム隊のコンビネーションはかなり良いです。音楽に関してはNYアンダーグラウンドからオルタナ、パンク、ジャズ、エレクトロニカまで非常に雑食。居るだけで頼もしい特攻隊長。

以上、ライヴなどでIricoの音を聴く時のは参考にしてください。

アナログ派

_023CD屋などという因果な商売をやっている私がここでこのようなことを申し上げるとカドが立つでしょうが、敢えて私は「アナログ派で~す」と、ここで宣言しておきましょう。

アナログ意識するようになった最初の頃(95年~96年頃)の「アナログ好き」のイメージは、渋谷系orB系のオシャレな若い人達か、いかにも立派なオーディオ持ってそうな紳士の方々。で、オシャレでも紳士でもない、ただの小汚い若造だった私は「アナログぅ?別にCDでいいじゃん。CDでもアナログでも、聴けりゃいいべ?」と、彼らに対して、そして彼らの大事な「表現アイテム」(だったんでしょう、多分)であるところの「アナログ盤」というものに、明らかな劣等感と、それに付属した対抗意識をメラメラと燃やしておりまして、気分的には「アンチアナログ」セクトに属しておったわけです。

そんな私が急にアナログに開眼したのは、先日紹介しました「ブルース・レコード・ガイドブック」です。ページを開くと夢のような空間。「ああ、コレ絶対アナログで欲しい」というような、想像力をくすぐる素敵なジャケットの数々・・・。私が当時働いていたお店に入荷してくるアナログ盤を即行で「従業員取り置き箱」に備蓄し始め、少ない給料を工面して一万ちょいの安物ターンテーブルを買いに走ったのは、本を手にして程なくのことでした。

そのターンテーブルで最初に聴いたのは、忘れもしないハウリン・ウルフの名盤「モーニン・イン・ザ・ムーンライト」でした。盤だけを持っていた頃にカセットに録音してもらい、お店に入ってきた中古CDを店内で何度もプレイして聴いていたので、内容は分かってる、そして音の質感もどんなもんだか(まあ、強烈だわね)分かっておるつもりでしたが、針を落とした瞬間・・・「!!何じゃコリャ!!!!」でした。ウルフの地響きのような唸り声、「メンフィス・アグレッシヴ・サウンド」と呼ばれていて、シカゴでも恐れられていたという凶悪極まりない暴力的なサウンド。ここまでは分かる。それが凄いことまでは分かる。いや、分かっていたつもりでしたが、この、針が盤を擦って起こす音の、「音が一箇所に集まって、ぶわぁ~んと迫ってくる感じ」は一体何なんだと、正気を失いかけました。

CDというのは、音を製造する過程で、余分なものをどんどん削いでいって、純粋に演奏部分の音そのものを、極めてピュアな形で再生する技術の結晶であります。つまり「楽器や声の音以外の余分なものはノイズとしてやっつけてしまう」のがCDの音色を作る際の基本理念であります。反対にアナログは、ノイズや空気振動、マスターテープに音が入る段階で生じる”歪み”もそのまんま入ってしまいます(これは技術的にアナログの限界だそうです)。そうやって出来上がったドブロクみたいな音を精製する過程で、腕のいい職人さん(エンジニア)が、ノイズとかそういったものを処理する代わりに、「コレを含めてどうやって躍動感や明瞭さを出すか」という作業に精を出して音を「作ってた」わけです。もちろんCDのマスターをする職人さんは現在も活躍していて、中には極力アナログ盤、もっと行ってマスターテープの音質にかなり近い音を再現できるようなスゴ腕の方もいらっしゃるわけですが、それでもやはりレコードとCD、アナログとデジタルの違いは決定的なわけです。

ちょっと前に、ある方の厚意で、とあるパイロットの方の遺品として、大量のジャズのレコードを戴きました。そのちょっと前に、別の方の厚意で、上の写真の(見る人が見ればお分かりですね)ような、貴重なレコードを少しばかり戴きました。CDで所持しているものもあって、聴き比べてみたのですが、やはり音が全然違います。不思議なことに「綺麗」で「鮮明」なのはCDの方なんですがね。聴いた後に「聴いた~」という充実感を感じるのはアナログの方なんですよね。

2005-05-17

たからもの①

_025 (株)ブルース・インターアクションズが1991年に発行した「ブルース・レコード・ガイド・ブック」です。すっごいボロボロで、セロテープであちこち補修してありますが、今でも私にインスピレーションを与え、夢を膨らませてくれる現役良書として、お店で自宅で今でもバリバリに活躍しています。中身の方はブルース関係の文章ではすっかりファンにお馴染みの、高地明さん、小出斉さん、妹尾みえさん、吾妻光良さん、佐々木健一さんといった方々が、濃密&濃厚な愛に溢れた文章で、興奮させつつもしっかりとブルースマンのバイオ的なことなんかも抑えた絶妙かつ個性的な文で、読み手にグイグイ読ませてくれるんですよ。

この本がなければテキサス・アレクサンダーやヘンリィ・トーマスに出会えたかどうか・・・。とにかく私がブルースを「聴きたい!」と思い始めたちょうどその時に、偶然入手することができました。どうやって入手したかと言えば、当時働いていたレコード屋さんのバックルーム大掃除の際に、「ものすごく埃をかぶり、しかもあちこちが凄まじく破れられた状態」で、しかも「デスクの裏側から出てきた」本書を目にしたのです。この本は、明らかに「ゴミ」のところに、幾多の不必要書類と一緒に無造作に置かれていました。

私は「これは捨てさせたらいけない」と思い、店長に「店長!お願いがございます。」と直談判しました。結果あっさり「うん?いいよ。でもコレ持ってくのぉ~」と許可をいただきましたので、そのへんの「多分この本のページかも知れない紙くず」と一緒に、袋に入れて持ち帰りました。自宅で一時間半にも及ぶ大手術の末、幸いページの欠損等もなく、一応元の形に復元できた時は嬉しかったですね~。かなり疲れたけど、やっぱり徹夜で読みまくりました。それからこの本に載っている「なるべく知らないブルースマンのレコード」とか「何じゃそりゃ!」っていうコンピとか、とにかく買い漁りましたね。とりあえず中央線沿いの中古レコード置いてありそうなお店はほとんど回ったと思います。

ガイドブックって、人によっては「そんなの読んでたら頭でっかちになっちゃうから要らんわい!」という方もいらっしゃるでしょうし、ある意味で「100%文字に頼らず、感性に従う」という聴き方もアリだとは思うんですが、やっぱりね、あの~、アレですよ。「何故ガイドブックが必要なの?」と言われれば「そこに自分が知らない(聴いたことがない)のがいっぱい載ってるから」と、私は答えるでしょうね。良い紹介文を読むと、やっぱり知らないCDとかレコードでも「聴いてみようかな」ってなりますもの。

2005-05-14

ビバ!

_021 ひょんなことからサウンズパルでサイケのLPを買っていただいた福岡のお客さんが、これまたひょんなことからはるばるコチラ(奄美)まで来てくださいました。私との個人的なふれあいについては、サウンズパル内の私のblog「日記の如く(改)」に書いてありますので、そちらをご覧ください。

さて、滞在4日目「いよいよ明日帰るよ」という日の5月12日、この日はたまたま我がIricoの練習だったので、「行きますか?」「行きましょう」と約束し、午後8時20分に、根拠地にしている「宇宙音種畑」に向けて出発!。

_022

さすがにギャラリーがいると練習もいつも以上に真剣味を帯びてきます。後になって「いやぁ、今日は一番客少なくて一番盛り上がったライヴだったねぇ」などという冗談も飛び出してくるぐらいの、熱く楽しく演奏できました。我々の音を聴きながら「踊れる!」と言って踊ってもくださいました。

ありがとうございます。そうだ、我々はダンスミュージックを追及するぞ!あの~、アレだ。ステップ踏んだり、腰をくねらせたりとかそういうのも勿論アリだけど、「リズムに合わせずとも踊れるダンスミュージック」!コレを目指します。

それはそうと、実はこの方、福岡で「零式」というノイズバンドをなさっていて、音源もお土産でいただきました。「ノイズ」っていうと「凶暴で、曲長くて(たまにアホみたいに短いのとかもありますが)・・・」というのが一般的なイメージで私も接してきた部分が多少なりともあったのですが、いや、何と言えばいいのでしょう。私のつたないボキャブラリーを使って評するのを許していただければ、その音はひじょうにダイレクトかつ詩的。よくできた水彩画を見ているような、そんなサウンドでした。

「対バンとかできたらいいですね~」と言ったら「いや、ぜひ来てくださいよ」と、これまた嬉しいお言葉。行く行く行きます。普段は地元でしjか演奏していない我々の音が、どういった反応を巻き起こすのか起こさないのか、我々が音を出す空間に、同日異時刻に、果たしてどういった音が鳴らされるのか、そしてどういう出会いがそこで生じるのか・・・。想像しただけで心は飛びます。_020

あと、今回のこの出会いですごく考えさせられたことは「ジャンルレス」ということについてでした。ジャズもサイケもハードコアもブルースもファンクもラテンもレゲエも、本当に好きで聴きたいし、好きで演奏したい。自然にそういう曲ができて、レパートリーの中に自然に溶け込んで、「ああ、一筋縄ではいかねぇ音だな」と、自分達でもそう思いたいし、聴いてる人にもそう思って欲しい。「音楽にジャンルはない」。言うのはすごく簡単。テクニックがありゃやるのも多分簡単でしょう。でも「あ、何でもやってるんだね」と評価されるのが目的じゃなく、「結果として何でもやってた」って誇れるような音を出し続けていきたいと思います。グレイトな人や音盤からの刺激をガツガツ受けて、少しづつにこやかに成長できればいいなと。そういうことを今回すごく深い部分で再認識させられました。本当にありがとうございます!!

2005-05-12

久方の~

_003 ゴールデンウィーク中にパソコンが壊れるという大災厄に見舞われ、しばらくこちらにも投稿できずにおりました。当Iricoブログをご覧の紳士淑女の皆様おはようございますおはようございます。皆様としばらくご無沙汰しておった訳ですが、如何お過ごしでございましたでしょうか?お風邪など召されてはおりませんか?

さて、ご報告としては、これまた大変なタイムラグを生じさせて誠に恐縮ではございますが、5月7日に、わたくし久々の弾き語りを、名瀬市屋仁川の「JUNGLE BASE」で披露して参りました。実はわたくし、テナー・サックスを手にするまでは、ヴォーカリストでございました。昔はよくあちこちで、12弦ギターを抱えて古いブルースやフォークソングを歌ってたものでございます。んで、そのことをJUNGLE BASEのオーナー様が覚えていてくださりまして「俊礼、今度アコースティックイベントやるけど歌うか?」と、嬉しいオファーをいただいてステージに立った次第でございます。

macktel 和やかな雰囲気の中で、私は実に3年ぶりぐらいにブルースを歌いましたが、指はもつれるわ声は裏返るわで、主観的にもう「キャー!」という感じになりました。うむ、もっと日頃から精進せねば。もちろんバンドの方もね。

というわけでIricoのライヴ同様、今後のシンガーとしての活動にもご期待くださいませ。何かイベント情報がありましたら、随時告知していきたいと思います。オマケの写真は前回も紹介した、敬愛するブルースマンであり、私の12弦ギターの心の師、ブラインド・ウィリー・マクテルでございます。それでは暫く御機嫌よう。

2005-04-29

Iricoの紹介

Dsc01633

はじめまして、リーダーの高良俊礼でございます。今日は「Irico」がどういうバンドで、どんな人達がいるのかを、皆様に簡単に紹介させていただきたいと思います。

Iricoは、2002年にトリオ編成の「Irico51」として結成されました。きっかけになったのは、我々の友人であり、尊敬する先達であるDJ、KING氏が主催する野外パーティー「NEW WORLD」でございます。
その頃の我々は、ジャズやファンクやポスト・ロックやインプロヴィゼーションを何となく未消化のまま漠然と演奏していましたが、「いろいろな音楽を租借してとにかく演奏してみる」という姿勢は今も変わらない
ような気がします。それから「NEW WORLD」には毎年出演させていただくことになり、その間にセルフ・イベント「CHAOS US」他、様々なイベントに出演し、少しづつレパートリーも広がってきました。

しばらくして「Irico51」は、アサケン、SHOJI、真心(現在上京してソロ活動を展開中)の3氏で結成され、別個活動していた「Sunshine Valley」との合体ユニット「Irico n’ Valley」を結成。何度かのリハー
サルを繰り返し、現在の「Irico」として活動するに至ります。現在のIricoのメンバーは以下の通りです。

・Syunrei Takara (テナー・サックス、キーボード、ギター他)
・Yuuki Megumi  (ドラムス、パーカッション)
・Akiko Takara (ベース *現在休養中)
・Shoji Nakamura (ギター)
・Kenichi ASA (ピアニカ、キーボード、エレクトロニカ他 )

** サポートメンバー **

・Kousei Kawamoto (ベース)
・Totthin (パーカッション)

現在奄美大島を拠点に、ジャズ、ファンク、ロック、アフロ、インプロヴィゼーションを織り交ぜた音楽を、時にHIPに、時にシュールに演奏しています。イベントへのオファーやライヴの感想などは、等blogまで
お気軽にお寄せ下さい。

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