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2005-05-15

Gへの抵抗

本日は天気も良くスケボー日和でしたので、最近見つけたウォールバンクスポットに

行って来ました。

メンツはIricoのサポートベース「コーセー氏」・名瀬市で1番熱い滑りをする男「コータロー氏」・従兄弟の「タクヤ氏」と4人です。

現地は集落の方々が集まってバーベキューをやってるらしくにぎやかでした、なのでギャラリーが多く結構みんな熱い滑りをかましていました!

Gに逆らいつつバンク(結構角度きついです)を走る気持ちよさは格別です。

良いスポットを見つけたもんだ!

スケボー中、私の脳裏でのBGM LEDZEPPLIN / TRAMPLED UNDERFOOT

このファンキーさが私のプッシュを加速させる!kose kotaro takuya

マイルスさん①

in_a_silent_way マイルス聴いていつも思うのが「コノ人は一体何に影響されてこうなったんだろう」ということ。初期のあの繊細なミュート・トランペットの音も、電気化してからの、あの独特なフュージョン(あくまで便宜上私達は「エレクトリック・マイルス」とか「電化マイルス」とか言ってるけど、もっと独自な、特異な何かだ)も、マイルスが全ての始祖となって、突如世に出したものとしか思えない。もちろんマイルス以前にもトランペットにミュート付けて吹く人はいたし、「バンドにキーボードとか、エレキギターとか加えてイケイケでやると面白いんじゃないのぉ~?」と思ってた人も多分ゴロゴロいたんじゃないかと思う。

ただ、マイルスの凄いところは、ぱっと見過去の「誰か」の流れからはまったく共通点が見つからないぐらい、今までの何かとは全然違う音を、「いや、オレが作ったんだけど」というような感じでポンと出したところにある。

ミュート・トランペットで繊細なプレイをしだしたのは「ディジー(※ディジー・ガレスピー:チャーリー・パーカーとコンビを組んでビ・バップを生み出した超絶技巧&ホット派の名トランペッター)みたいにバリバリ吹きまくれなかったから」。突如ファンクビートやエレキギターなんかを導入したのは「ほら、ロックとかファンクとか流行ってんじゃん?でもアレ、オレらみたいなカッコイイジャズマンならね、軽くできるわけよ。何でかって?そりゃあオレだからよ。・・・いや、ホントはね、フツーのジャズやるよかロックとかファンクとかやった方が面白いかなーと思ってよォ」と思ったから。

いろんな文献なんかでマイルスについて書いてあるのを見ると、特に電気化した際に「ロックなんかの台頭によって、マイルスは対抗手段として、ロックやファンクの要素を導入した。」ような流れになってるが、単に手段としてエレクトリックを使ったにしては、マイルスの音はかなり神出鬼没、突然変異的なように、わたくし思うんですよ。マイルスはフツーにジャズ+ファンクな音楽やってるわけじゃなくて(70年代にいっぱい出てきた愛すべきジャズファンカー達がやってるような「イェ~イな音」とは全然違う!)、イェ~イな素材をとりあえずナベにブチ込んで、自家製の「毒々ソース」を、表面がベターっと覆い尽くされるまでふりかけてるような電化マイルスサウンド。そうやって出来上がった「マイルス料理」にはもはや素材の影もカタチもない。本当に「どこからの影響なんですか?」と何度も尋ねたくなってくるような音なんです。「ホントか!?」と思った人も、「ウソだぁ~」と思った人も、まずは彼の電気化一作目であるところの「イン・ア・サイレント・ウェイ」を聴いてみてくださいな。(リーダー)

2005-05-14

ビバ!

_021 ひょんなことからサウンズパルでサイケのLPを買っていただいた福岡のお客さんが、これまたひょんなことからはるばるコチラ(奄美)まで来てくださいました。私との個人的なふれあいについては、サウンズパル内の私のblog「日記の如く(改)」に書いてありますので、そちらをご覧ください。

さて、滞在4日目「いよいよ明日帰るよ」という日の5月12日、この日はたまたま我がIricoの練習だったので、「行きますか?」「行きましょう」と約束し、午後8時20分に、根拠地にしている「宇宙音種畑」に向けて出発!。

_022

さすがにギャラリーがいると練習もいつも以上に真剣味を帯びてきます。後になって「いやぁ、今日は一番客少なくて一番盛り上がったライヴだったねぇ」などという冗談も飛び出してくるぐらいの、熱く楽しく演奏できました。我々の音を聴きながら「踊れる!」と言って踊ってもくださいました。

ありがとうございます。そうだ、我々はダンスミュージックを追及するぞ!あの~、アレだ。ステップ踏んだり、腰をくねらせたりとかそういうのも勿論アリだけど、「リズムに合わせずとも踊れるダンスミュージック」!コレを目指します。

それはそうと、実はこの方、福岡で「零式」というノイズバンドをなさっていて、音源もお土産でいただきました。「ノイズ」っていうと「凶暴で、曲長くて(たまにアホみたいに短いのとかもありますが)・・・」というのが一般的なイメージで私も接してきた部分が多少なりともあったのですが、いや、何と言えばいいのでしょう。私のつたないボキャブラリーを使って評するのを許していただければ、その音はひじょうにダイレクトかつ詩的。よくできた水彩画を見ているような、そんなサウンドでした。

「対バンとかできたらいいですね~」と言ったら「いや、ぜひ来てくださいよ」と、これまた嬉しいお言葉。行く行く行きます。普段は地元でしjか演奏していない我々の音が、どういった反応を巻き起こすのか起こさないのか、我々が音を出す空間に、同日異時刻に、果たしてどういった音が鳴らされるのか、そしてどういう出会いがそこで生じるのか・・・。想像しただけで心は飛びます。_020

あと、今回のこの出会いですごく考えさせられたことは「ジャンルレス」ということについてでした。ジャズもサイケもハードコアもブルースもファンクもラテンもレゲエも、本当に好きで聴きたいし、好きで演奏したい。自然にそういう曲ができて、レパートリーの中に自然に溶け込んで、「ああ、一筋縄ではいかねぇ音だな」と、自分達でもそう思いたいし、聴いてる人にもそう思って欲しい。「音楽にジャンルはない」。言うのはすごく簡単。テクニックがありゃやるのも多分簡単でしょう。でも「あ、何でもやってるんだね」と評価されるのが目的じゃなく、「結果として何でもやってた」って誇れるような音を出し続けていきたいと思います。グレイトな人や音盤からの刺激をガツガツ受けて、少しづつにこやかに成長できればいいなと。そういうことを今回すごく深い部分で再認識させられました。本当にありがとうございます!!

2005-05-12

J-A-Z-Z/Indipendence

spring_rain 70年代に彗星の如く現れては消えた黒人ジャズ・インディペンデント・レーベル「BLACKJAZZ」。活動期間も短くて、リリースしたアルバムも全部で20枚と、かなり少なめではあるんですが、ここのアルバムはどれも絶品なんですよ。レーベルの音の傾向は、ジョン・コルトレーン的なモード・ジャズに、ソウルやファンクといった黒人大衆音楽がかぶさり、さらにアフリカ回帰を目指す奴とか、ブラジリアン・ビートやラテン風味を加えて、よりフロアライクな(?)音を追求する奴とかいろいろいて、一見それぞれが好き勝手やっているようでいながら、レーベルのカラーとか、ポリシーとかいったものが、どの作品からも一貫して感じることが出来ます。

そんなBLACKJAZZのアルバムは、どれも最高としか言いようがありません。そして、最近私が特に気に入って聴いているのがコチラ。テナー・サックス奏者、ルドルフ・ジョンソンさんのデビュー作。ファンキーな曲調に、重心の低い黒々としたフレーズが山盛りになり、さらに彼のどこか人の良さそうな、丸く粒の大きな音色がかぶさる。この美味い丼モノ(さらに例えるならカツ丼です。コレ絶対カツ丼!)たまりません。

彼はこの後に「ザ・セカンド・カミング」という神懸りな激烈極まりない傑作を放ち、そっちの方はかなり有名ですが、このアルバムの全然神懸りじゃない魅力はやっぱり捨てがたい。ジャズファンク系の音を聴いて「く~、いいなぁ」となる人(あるいはなりたい人)にとっては、かなりイケるツマミですので、ぜひぜひ聴いてみてください。

(リーダー)

久方の~

_003 ゴールデンウィーク中にパソコンが壊れるという大災厄に見舞われ、しばらくこちらにも投稿できずにおりました。当Iricoブログをご覧の紳士淑女の皆様おはようございますおはようございます。皆様としばらくご無沙汰しておった訳ですが、如何お過ごしでございましたでしょうか?お風邪など召されてはおりませんか?

さて、ご報告としては、これまた大変なタイムラグを生じさせて誠に恐縮ではございますが、5月7日に、わたくし久々の弾き語りを、名瀬市屋仁川の「JUNGLE BASE」で披露して参りました。実はわたくし、テナー・サックスを手にするまでは、ヴォーカリストでございました。昔はよくあちこちで、12弦ギターを抱えて古いブルースやフォークソングを歌ってたものでございます。んで、そのことをJUNGLE BASEのオーナー様が覚えていてくださりまして「俊礼、今度アコースティックイベントやるけど歌うか?」と、嬉しいオファーをいただいてステージに立った次第でございます。

macktel 和やかな雰囲気の中で、私は実に3年ぶりぐらいにブルースを歌いましたが、指はもつれるわ声は裏返るわで、主観的にもう「キャー!」という感じになりました。うむ、もっと日頃から精進せねば。もちろんバンドの方もね。

というわけでIricoのライヴ同様、今後のシンガーとしての活動にもご期待くださいませ。何かイベント情報がありましたら、随時告知していきたいと思います。オマケの写真は前回も紹介した、敬愛するブルースマンであり、私の12弦ギターの心の師、ブラインド・ウィリー・マクテルでございます。それでは暫く御機嫌よう。

2005-05-09

休息

DSC00053先週はあまりの肉体疲労でなにもしませんでした。

バンド練習も休みでした。

あ、リーダーとヘルプのコーセー氏は「トーンジャックナイト」ってイベントで演奏したらしいです、二人とも良い演奏だったみたいで良かったです。

ここ最近にきてやっと先週の筋肉痛もとれスケボーするぞ!と気合を入れなおした矢先、

「奄美梅雨入り」らしいです。なんじゃそりゃ!

しかし毎年梅雨入りすると大概晴れるんです。大概ね!

なので明日は8日ぶりの休みです、スケボーするぞぉ、壁が俺を待っている!!!

「れっつら、うぉーるらいど」イェイ。

上の写真は疲れ果てた私と愛犬「コロン君」です。

2005-05-05

個性?は武器だな。

butchers何時だってそーなんですが、良い悪いは抜きにして個性が剥き出しになってる人って

やっぱり目立ちますよね!自然と目がいきますもん。

このカバーアルバム「bloodthirsty butchers VS +/-(PLUS/MINUS)」は

個性的なギターロックバンド、2バンドがお互いの曲をカバーしあった作品です。

両バンドとも独特の雰囲気をもってるんでどーなんだろう?って思いながら購入

したんですが、心配ご無用でした。

ブッチャーズはガンガン疾走するおなじみの男前っぷり発揮してるし、+/-も不思議な空気台出しまくりで、

両バンド、お互いに納得のアルバムじゃないでしょうか。

どっちらのファンもこれなら満足でしょう。

もともと両方好きって人が多そうですけどね!(私も両方好きだし。)

なかでもオススメは、「+/-」がやってる「ゴキゲンイカガ」と「bonging the drum」

「ゴキゲンイカガ」は日本語でそのまま歌われてて(+/-は海外のバンドなのです)

不思議な発音がユルめなサウンドとあっていて良い感じなんです!「bonging the drum」

は元がとてもよい曲なんですが「+/-」が演ることによってさらに優しさが増して、より

感傷的になれます。

あと、ブッチャーズがカバーしてる「WAKING UP IS HARD TO DO」は

ギターの田淵ひさ子氏が歌ってます!私、彼女が歌ってるの初めて聴いたのですが

歌うまいんですね。ナンバーガールの時も歌ったりしたのかなぁ?

と、まぁー 天気の良い休日に車のガラス窓全開でドライブしながら聴きたい1枚ですわ!

2005-05-03

盲目のブルースマン①

blind_willie_mactel
「キングコンテナ」出演者、参加者の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。私は体調不良(つうか夏バテ)のため、観戦できず、大変申し訳ございません。 さて、暑い夏に一服の清涼剤。ブラインド・ウィリー・マクテルの戦前録音集でございます。名前に「ブラインド~」と付くことからお分かりの通り、彼は盲目のブルースマンで、甲高いハスキー・ヴォイスと12弦ギターによる独特の音色/奏法が特徴的です。「ブルース」と言えば泥臭く、「濃い」イメージがありますが、彼のスタイルは非常に繊細で、かつ洗練された都会的なものであり、我々がイメージする「ブルース」の常識を軽く覆してくれる衝撃的なものです(実際私もものすごいショックを受けました)。こんなブルースもあるのです。      (リーダー)

お天道様に感謝

    kincon      5月1日待ちに待った屋外イベント「キングコンテナ」開催!!

前日までの不安を吹き飛ばす快晴になりました。

僕らはAM7:00に会場内に設置するミニランプの材料を積み込み、

AM8:30に会場入り猛暑の中なんとかスタートの15:00に間に合うよう必死にkatsuhiko

掃除&施工。

施工はなんと、われ等がランプ施工主任「川畑勝彦」氏の職場の親方・上司が手伝いに来てくれて

バンバン仕上がっていきました。大工さんって凄い!

その間当然周りにコンテナが積み上げられ、スピーカー等音響機材が搬入され、ちょっとした出店までも出来上がっていた。すっ、凄いぜ奄美貸しテント!

そして、いよいよスタート!村山大工&奄美スケートボード協会オリジナルランプは滑る側のほとんどがランプ初体験なのでみんなで楽しめる用、Rをゆるく作ってある。なので色々なDJのPLAYにあわせノリノリで楽しめた。スケート側のお客さんも普段どこでスケボーしてるのか、結構な人数が集まってくれたし、サーフィンやりに奄美に遊びに来ていたサーファーなどもマイボード持参で遊びに来てくれていた。これも奄美貸しテントさんの宣伝のおかげであろう。DJ陣も奄美のレゲースーパースターチーム「コーラルサウンド」・いつもアゲアゲハウスで楽しませてくれる「サウンド・バー OTOのオーナー、キトシ氏」・島のDJ達の親分「DJ・KING」・つねにぶっ飛んだ企画&サウンドを楽しませてくれる「MUST氏&MITSUI氏」・そしてこの日1番僕のテンションを上げてくれた独特のサウンドを聴かせてくれる、福岡からのゲスト「OLIVE OIL氏」とまさに「青空・ビール・スケートボード&ミュージック」(私はお酒が飲めません)が島ではまず考えられない異空間の中で堪能できたイベントでした。

しかし、楽しい後にはトビッキリの達成感と疲労が待っている。

特にこの疲労具合は半端ない、なんせ早朝7:00からランプを組み上げ夜10:30イベント終了まで滑りまくり、それからランプ解体・後かたずけ、なのだ!

1日でランプ組み上げて解体までしたスケーターは、そういないでしょう(笑)

結局、帰宅は深夜2時頃でした。全身筋肉痛&打ち身でグッタリでした。

まだまだ書きたいというか伝えたい事はたくさんありますが僕の文章力ではこれで精一杯なので

最後に、

「キングコンテナ」に参加させてくれて僕等のわがままをたくさん聞いてくれた「奄美貸しテント」、ランプにデコレーション用ステッカーや装飾用のフラッグなどの提供、ランプ組み上げ・解体に協力してくれた「ダグウッドサンド」の南さん、ランプ製作のスポンサーになってくれた「ライトベース」の恵さん、「ウェイキーパラダイス」の碇山さん、ランプ用材料の仕入れ・設計・組み上げをやってくれた、「村山大工」の村山棟梁はじめ大工の方々、本当に感謝してます。ありがとうございました!!!

もちろん、奄美スケートボード協会のメンバーに大感謝だよ!

みんながいなかったらこんな無謀な企画考えられなかった(笑)

また、なんかしよーぜ。asa kincon2

ko-se-

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